【Pay pay】中国との関係・安全性について

「Paypayって中国と関係があるの?」

「なんか気になって使う気になれない・・・」

Paypayはソフトバンクとヤフーが合弁し設立したスマホ決済サービスです。

このPaypayですが、中国との関係を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

なぜPaypayが中国との関係を噂されるのかを、今回まとめてみました。

結論から言うと、

中国との関係はありますが、利用上全く問題ありません。

それでは、その背景を紹介しつつ、解説していきます。

Paypayと中国の関係

Paypayが中国と関係しているという噂に関しては、以下2つの理由が大きいのではないでしょうか?

  1. PaypayのQR決済技術の提供元が「Paytm」
  2. Paypayの決済用QRコードは中国の「Alipay(アリペイ)」でも利用できる

Paytmはインドの電子決済サービス会社ですが、中国のアリババが筆頭株主となっている企業です。そのため、中国と関係があると思ってしまってもしょうがない部分があります。

QR決済技術の元がインド企業で筆頭株主がアリババということであれば、アリババの意向次第で経営状態をある程度操作することも可能になってきます。そういった場合に、決済技術を逆手に利用され、情報を抜き取れてしまわないのかが心配になってきます。

また、Alipayに関してはアリババグループが提供するサービスとなっています。

そう、またアリババが登場してくるのです。

そんな状況だと、確かに中国との関係を噂されても仕方ないのかもしれませんね。

Paypayの安全性について

さて、ここで気になってくるのが「Paypayは安全なのか?」という話です。

結論ですが、

安全とみて大丈夫だと思います。

理由をさきほど上げた2つ内容から解説していきます。

1:PaypayのQR決済技術の提供元が「Paytm」:について

Paytmはアリババが筆頭株主のインド企業という話をしましたが、実はもう1つ面白い話があります。

それは、アリババの筆頭株主がソフトバンクということです。

出資比率でいえば、以下のような具合。

引用:阿里巴巴集団 – Wikipedia

2017年のデータと少し古いですが、ソフトバンクとヤフーがほぼ半分の株を保有しています。

つまり、アリババがPaytmの経営を操作できるように、ソフトバンク・ヤフーもアリババの経営を操作できる可能性があるわけです。

2:Paypayの決済用QRコードは中国の「Alipay(アリペイ)」でも利用できる:について

Paypayの決済用QRコードが中国のAlipayで利用できるのは、PaypayがAlipayと業務提携を行ったためです。

目的は、中国観光客のインバウンド消費を促進するため。ソフトバンク・ヤフーとアリババの関係が強いため、PaypayとAlipayが提携を結びました。

そのため、Paypayの決済用のQRコードがAlipayでも使えるというのは、おかしな話ではないわけですね。

Paypayのセキュリティ対策は?

「中国との関係はわかった・・・でもやっぱりセキュリティ面が心配」という方もいるかと思います。

ですが、Paypayはセキュリティ面もしっかりとしています。

一度クレジットカードの不正問題が起きてからは、セキュリティ面を大幅に強化し、大きな不祥事は起こっていません。

Paypayで行なっているセキュリティ対策

Paypayでは以下3つのセキュリティ対策を行なっています。

  1. 不正利用防止
  2. 相談窓口
  3. 保証制度

不正利用防止

不正利用防止では、

  • 異なる端末からのアクセス時、SMSによる2要素認証
  • 登録した口座・クレカ情報は暗号化され、相手先には非開示
  • 専任スタッフによる常時監視
  • クレジットカードの3Dセキュア導入
  • クレジットカードのセキュリティコードに入力回数制限

など、不正利用を未然に防ぐ措置がとられています。

相談窓口

Paypayでは24時間365日体制での電話対応を行なっています。

何かあったときには即座に連絡できることがポイント。こういったものは安心感に繋がりますね。

MEMO

Paypayお問い合わせ窓口 0120-990-634

保証制度

Paypayでは万が一の場合に備えて、保証制度も充実しています。

不正利用が発生した場合は、原則Paypayがユーザーへ全額保証してくれます。また加盟店に対しても、取引額を全額入金という対応となっており、基本はPaypayが全てを負担してくれます。

MEMO

詳しいセキュリティの話は以下の記事をご覧ください。

Paypay】セキュリティは万全なので登録しても問題なし!【その理由も合わせて解説】

自分でできるセキュリティ対策

Paypay側でも十分なセキュリティではありますが、やはりベストは自分でもしっかりとした対策を行うことです。

  • スマホの端末にロックをかける
  • 必要以上の銀行口座・クレジットカードを登録しておかない
  • ロック解除のパスワードを、推察しやすいものにしない

こういった対策を十分に行うことで、安全に利用することができるようになります。

Alipayは日本で使えるが、Paypayは中国では使えない

先ほど説明しましたが、PaypayとAlipayは業務提携を行っています。

そのため、AlipayはPaypayのQRコードを利用して支払いを行うことが可能になっています。

参考:https://image.paypay.ne.jp/pdf/pr20180905.pdf

一方で、Paypayは中国では利用できません。

中国から日本へ来る観光客のほうが圧倒的に多いから?でしょうか。

理由ははっきりとしていませんが、使えないようです。

中国へ旅行へ行く際は、Paypayでの決済はできないのでご注意ください。

そもそもAlipay(アリペイ)とは?

f:id:tanakayuuki0104:20191116053019p:plain

Alipayは、中国でもっとも利用されている決済アプリです。

こんなロゴマークをお店でみたことはありませんか?

2019年1月には、全世界のユーザー数が10億人を突破するなど、日本の決済サービスの比ではないくらいの規模のサービスです。

参考:支付宝全球用户已超10亿-新华网

中国のみならず、最近は日本での導入も進んでおり、一部のコンビニでも利用できるようになっています。

2004年からサービスを開始しているため、歴史・ユーザー数を考慮すると、日本の決済サービスよりも安心感があるかもしれません。

まとめ

今回は、「Paypayと中国との関係」について解説しました。

ポイントは以下となっています。

◆Paypayはインド企業のPaytmから技術提供を受けている

◆インド企業のPaytmの筆頭株主は中国のアリババグループ

◆一方、中国のアリババグループの筆頭株主は、ソフトバンク、ついでヤフー

◆Paypayは中国では使えない

◆Alipayは日本でも利用できる場所がある

中国というと、なんとなく悪いイメージがありますが、アリババグループはソフトバンクとヤフーが大株主となっているため、安心感がありますね。

Paypayに関しては、2018年12月のセキュリティ問題以降、大きな不祥事は発生せず、かつユーザー数は右肩あがり。

PayPay、スマホ決済サービス「PayPay」の登録ユーザー数が1,500万人を突破 :日本経済新聞

滅多なことがない限り、使うことに問題はないと思いますよ!

気になる方はぜひ使ってみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です